日本の水の歴史

日本の水の歴史と木樋について解説

水の歴史について

日本の水道の始まりは、江戸時代と伝えられています。それまでは自然の河や井戸、湧き水が使われていました。全国各地には歴史上の人物が立ち寄って飲用したとされる湧き水などがあちらこちらに点在しています。

将軍・徳川家康が江戸入府してからつくられた神田上水が日本最初の水道事業とされます。この神田浄水が「江戸水道」の始まりで、江戸最初の水道でした。1590年に着工され、水源は井の頭池で現在の東京都三鷹市と武蔵野市にまたがる井の頭恩賜公園内にありました。

現在の水道管で木樋といわれ、67kmにもわたる水道だったそうです。玉川上水の開通によって、江戸の水道事情は大きく好転しました。玉川上水系の地下水路は、江戸市内での総延長が85キロメートルに達しました。

木樋はその名のとおり、木でできており材料はマツやヒノキが使用されていました。高度な水道の仕組み、木管を作る技術力。そうした水の歴史から、江戸時代の暮らしがいかに豊かに発展していったかを想像することができます。この時代は神田川の水も飲めたのです。

木樋とは

現代は水道管に形を変え、各都道府県の水道局の採水場から水道水が供給されています。現在水道の普及率は97%です。島国が多い日本なので一部地域にまだ水道が行き渡っていないところもあります。また水道管はあるけれど採水場がない地域には船などを使って水を運んでいます。